何故、喉が治療の最重要ポイントなのか? ~進化を辿って解説していきます~
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【動的平衡が鈍化している部分には、身体の硬化=縮みが起きている】
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【老化や病気・不調が起こる根本原因とその対策法をご紹介します】
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前回の最後↓↓
この様に、エネルギーの流れを出来るだけ安定させ、
「動的平衡」の秩序が乱れないようにすることが、
生命を維持する為、
老化現象や病気を出来るだけ抑える為には、
またはそれを改善する為に大切なのですが、
(これを人類は、運動や睡眠や食事、あらゆる養生法を用いて行っています)
そこで、前回書いた、「喉」という場所が
ポイントになることが分かりました。
次に「喉」という場所について
臨床を通して感じたことを書いてみます。
ここまで
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【喉について】
何故、喉が最重要ポイントなのか?
それには、ヒトの進化の歴史が大きく関わってきます。
ですので、進化の歴史と喉について書いてみます↓↓
ポイント➀エラの退化
脊椎動物が陸上で生活する前、
つまり魚だった頃は
エラ呼吸をして酸素を取り入れていました。
エラは水中にある酸素を取り入れる器官なので、
陸上に上がると不要になり、 退化する。
なくなった部分が細くなり、
今の「首」になりました。
(エラは顔の骨や表情筋・中耳・副甲状腺など形や機能を変え進化した部分もあります)
ポイント②肋骨のない領域が出来る
陸に上がった動物たちは、陸への生活に適応しようと、
※肋骨のない領域を作ることで、
陸上で首を曲げたり、身体を捻るという動作を獲得しました。
※肋骨のない領域 =首(頸椎)と腰(腰椎)
ポイント③首の位置の変化と頭の肥大化
さらに進化し、直立歩行を行うようになったヒトに至っては、
首(頸椎)の真上に頭が乗る構造となります。
※頭は脳の肥大化により重くなりました。
つまり、ヒトの首は、
➀「細い」上、
②「支える肋骨を失い」
③「真上に重い頭を乗せる」
といった形で、
ジェンガの崩れる寸前の状態の様に、
負担がかかり続ける構造となりました。
「喉」はその様な構造である首の前側にあります。
首の前側、つまり「喉」には
頭を支える骨がありません。
そして喉はとても狭い領域に、
食べ物の通り道や空気の通り道や声帯、
身体と脳を繋ぐ血管や、
ホルモンを分泌する器官などがひしめき合っています。
生命は複雑化したある時点から、
頭(=脳)で身体の状態を一元管理するようになりました。
つまり、脳は身体の管理センターであり、
身体の隅々と繋がる必要があった為、
すべての神経が(中枢神経を介して)繋がり、
また、すべての経絡(エネルギーの流れ)が
脳に流れ込んでいます。
脳へ流れ込むということは、
その前に、骨という支えがなく、
常に負荷のかかっている喉を通るということです。
次回に続く…
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いつも有難うございます。
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施術中は電話を取らない事にしております。
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自己紹介↓
深山陽(みやま よう)
【好きなもの】
・家族との時間 ・ニャンコ ・生きもの
【贅沢な時間】
・妻と太陽の下で読書 ・家族みんなで映画を見る
・出張先での露天風呂(サウナもあれば尚)
・海や鳥が飛ぶ姿は何時間でも見ていられる
【好きな漫画】
・バカボンド
【好きなドラマ】
・ブラックジャックによろしく ・ミステリーという勿れ
【好きな映画】
・インターステラー ・ビューティフルマインド ・湯が沸くほど熱い愛 ・クラウドアトラス
【好きな画家】
・熊谷守一
【尊敬する人】
・妻 ・関澤英高 ・鈴木大拙
【好きな人】
・家族 ・甲本ヒロト ・真島 昌利 ・三木茂夫 ・河合隼夫 ・養老孟子
【鍼灸マッサージ師の良いところ】
・喜んで頂けて生活が出来ること ・人を介して自然と一体感を感じれること ・生涯探求出来ること
【座右の銘】
・我以外皆師 ・細部に神は宿る
【目標】
・患者さんがこれまでの人生を肯定出来るような治療がしたい
・自分の得た知識や技術を誰にでも使えるよう形にして還元したい
【若い鍼灸師さんへ】
・代田文誌先生が残された「鍼灸真髄」で鍼灸の楽しさを、「長野潔先生の著書」で取穴の妙を、「弓と禅」で技と在り方を教えてもらいました。それ以外は患者さんと森羅万象が師。専門書に囚われず、情緒を育て、人以外のものに質問をし、一つの臨床から一つ、自分が何を学んだのかを振り返ってみて下さい。
【一言】
・反省ばかりの前半でした。家族を中心に、全てを糧に仁、無分別智へと近づきたいです。