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ことり

幸せの授業 ∼忘れられない先生たちとの記憶から∼

ブログ

前回、「患者さん」=「先生」とお伝えしましたが、

勿論それは「知識や技術面」だけではありません。

 

 

【人はどうしたら幸せになれるのか?】

 

僕は小さい頃から

『幸せって何だろう?』と考える癖がありました。

 

なんでそんな事を考えるのか?

それは圧倒的に自分に自信がなかったからだと思います。

 

 

 

 

将来や未来なんていう漠然としたものを

(考えなければ良いのに(-_-;))考えては、

⇒不安に押しつぶされそうになる

⇒幸せの定義を求め始める

ということを繰り返していました。。

 

 

 

 

 

その「発作」は大学後半にも起こり、

答えが出ないまま働くことへの恐さから

(勿論、身体・治療に対する興味もありましたが)

就職をせず、専門学校へ入学しました。

 

その後、資格をとっても、就職しても

漠然とした不安の霧が晴れることはありませんでした。

 

 

 

 

そんな繰り返しを終わらせてくれたのは、

ある2人の患者さんの存在でした。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

※普段、ブログや講座で公開する際は、

必ず患者さんの許可を頂いていますが、

今回はお二人とも許可を取ることが出来ない場所におられるので、

ごめんなさい。許可を頂かずに書きます。

きっと御二人なら喜んでご許可頂けると思いますので。。

 

 

 

 

 

普段と何も変わらない土曜日の午後に

ご来院頂いたその患者さんは

肺がんの末期で歩くのもお辛い状態でした。

 

咳が続いて苦しい中、

病気の経緯をお話し下さいました。

 

 

 

お身体を診断し、治療をさせて頂くと、

『久しぶりに楽に息が吸える』と

おっしゃりお帰りになりました。

 

 

 

 

 

 

治療2日目、

僕はある事が気になっていました。

 

その方からは病気の苦しさとは別に、

「哀しみ」が滲み出ている様に感じられました。

 

 

 

 

東洋医学では古くから

「感情」や「心」の状態が身体にも影響する。

と考えられてきました。

 

「肺」は「哀しみ」と関連が深い臓器。

僕はそのことを、話の流れから切り出してみました。

 

 

 

 

 

 

すると、患者さんは

堰をきったように涙を流しながら

あるお話をして下さいました。

 

 

 

その方はご家族との関係に悩まれていたそうです。

哀しくて哀しくて、その関係を修復する為なら

『病気になってもいい』と、そう思ったそうです。

 

『そうしたら本当に、しかもこんな重い病気になってしまって…』

と嘆かれていました。

 

 

 

 

 

僕は言葉も見つからず

その方の背中を撫でることしか出来ませんでした。

 

長い時間、泣かれた後に

『有難うございます。せっかく病気になったんだから、関係を修復しなくちゃね』

と一言おっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

治療3日目、

その日、患者さんはとっても晴れた表情をされていました。

 

お話を伺うと、大切な方に思い切って

病気の事も含めて全てを告白したところ、

『長くこじれていた関係が修復された』とのことでした。。

 

 

僕は心から良かったと思いました。

心の中で

『もしかしたら、病状も良くなるかも…』と

淡い期待もしていましたが、

その方の病状はそれからも悪くなる一方でした。

 

 

 

 

でもその時から、

その患者さんには大きな変化が現れました。

とても苦しそうなのに、とても怖くて不安なのに、

とても幸せそうなんです。

 

こんな素敵で幸せそうな表情は見たことがないい。

と思うくらい、優しくて穏やかな表情をされる様になりました。

 

 

 

 

 

『治療をするとその日、一日呼吸が楽』

ということでご来院頂いていましたが、

 

何度かするとご来院頂くことも本当にいっぱいいっぱいで、

『差し支えなければ往診に切り替えましょう。お家に伺いますよ』

とお伝えしても、笑顔で微笑むだけでした。

 

 

そしてある日の治療の終わりに、

『先生のところに来れて、お会い出来て良かった』

とおっしゃったのを最後に

その方は来られなくなりました。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

後日、ご紹介頂いた(患者さんの)お友達からご連絡があり

患者さんが亡くなったことを伺いました。

『先生に、治療をする度楽だった。有難うと伝えて』

とご家族におっしゃっていたそうです。

 

 

 

僕は何も出来なかった不甲斐なさから

しばらく落ち込んでいました。

 

きっと優しかった患者さんは

息をすることも苦しい中で、

僕のそんな姿を想像して、遺言を残して下さったのだと思います。

 

 

 

 

 

その患者さんのことを忘れたことはありません。

それと、あの3日目からの表情の変化。。

あの「表情」にきっと「幸せ」のヒントがあるんだろうなと

そう感じていました。

 

 

 

それから何年かして、あるもう一人の患者さんが

あの表情の答えを教えて下さいました。

 

次回に続きます…

 

 


 

 

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