経絡の誕生と発達について ~進化の方向性を決めている経絡の働き~
ブログ
前回の続き↓↓
【進化の謎 ~目のような高度な進化にも対応可能な【経絡】システムとは】
初めての方はこちらから↓↓
【老化や病気・不調が起こる根本原因とその対策法をご紹介します】
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前回の最後↓↓
何れにしても、
高度な器官の進化の発達は、
・同時進行で、
・ある程度、集中的に(=短期間で)
行わなければ、実現されない。と考えられています。
生物学者やバイオ技術者には
笑止されると思いますが、
高度な進化にも対応できる進化の原動力、
これに最も適したシステムが【経絡】にはあり、
その構造と働き自体が、
そのことを物語っていると考えています…
ここまで
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ここで「経絡」について
簡単に解説したいと思います。
まず、
【経絡(けいらく)】という名前は
「経脈(けいみゃく)」と
「絡脈(らくみゃく)」の
2つの総称です。
「経脈」は体内を「縦方向」に走る
「太い幹にあたる流れ」で、
「五臓六腑」や「脳や髄・血管や子宮」など
全ての臓器・器官へつながる幹線道路のような存在です。
「経脈」は、
各臓器・器官にエネルギーを送ることで、精気は貯蔵され、
体の成長・維持活動の源を担っています。
一方、
「絡脈」は体内を「横方向」に流れる
「経脈の細い支流」で
植物でいう葉脈の様なものと想像して下さい。
「絡脈」は、
経脈と経脈を繋げ、
臓腑は勿論、筋肉や皮膚などの各組織、
体中にくまなくエネルギーを送る
生活道路のように存在し、
生命を養っているとされます。
ーーー
【経絡はいつ誕生したのか】
そんな経絡はいつ誕生したのでしょうか?
(あくまでも推測です↓↓)
以前、ブログでもご紹介しましたが↓↓
動物の祖先といわれる「海綿動物」。
その姿は「動物」というより「植物」に見えます。
何故、動物に見えないのでしょうか?
DNAの類似性から動物と区別されますが、
感覚的には植物ではないかと…
それは動物にとって最も特徴的な
「感覚ー運動」系の特徴が見られないからです。
僕達が植物に対して抱くイメージは、
「植わったまま移動せず
宇宙と交流しながら、自らを養うもの」であり、
動物に対して抱くイメージは、
「自ら移動して捕食や異性を求めるイメージ」
があるからです。
つまり海綿動物からは
「ムーブメント」の気配感じられない…(;^_^
ーーー
しかし、普段から
動き回っている私達動物も、
皮を一枚裏返しにすれば
その姿は植物に酷似しています。
皮を折り返すと現れる「内臓」は、
(※呼吸器・循環器・消化器、・泌尿器など)
呼吸・消化・吸収・循環という
植物の中にある器官と同じ働きをしています。
※故にそれらは植物性器官と呼ばれています。
つまり動物は、
「植物器官を体の内側」に内包し、
「外側に動物的特徴」を身に付けました。
「動物的特徴」とは、
腕や足は勿論、
皮膚・筋肉・神経(脳)・五感といった
「筋運動、知覚器及び神経系機能」のことで、
これは動物界のみに存在します。
僕は、植物が進化の過程で
動物的特徴を身に着ける際に経絡が誕生。
もしくは大きく発達したのではないかと、
経脈・絡脈が植物の構造に似ているのも
偶然でないと考えています。
と、何とも荒唐無稽な話ですね(;´∀`)
自分でもそう思います。
しかし、経絡というものが
ただの「概念でなく」
実存するものとして、
2000年以上の間活用されてきました。
「目に見えないから無い」
「五感で分からないから無い」というには
科学的態度とは言えないかもしれません。
(しかも、ある方法で触覚すると、かなり認知出来ます)
最近では、
経絡は「筋膜(きんまく)」もしくは、
「筋膜下を流れる間質液」である。
という説もありますが、
もっと根深い…
根源的なものではないかと想像しています。
でなければ、前回お話したような
複雑系の進化が説明出来ないからです。
経絡の誕生について、(さらに根拠のない(;^_^)
イメージがあるので例をあげます。
例えば経絡の形状は、
もともと目には見えない
※蔓性(つるせい)の植物の「蔓」。
もしくは「根」のような形だったのではないかと思います。
蔓はご存じの様に、接触した対象物に絡みます。
森の中を歩いていても、
蔓性の植物が自分自身の胴体に
巻きついているところを見たことがないので
少なくとも蔓には
自他を区別する「認知機能」があるはずです。
蔓の先端には成長点があり、
活発に細胞分裂しながら
環境に応じた形で蔓を伸ばしています。
それは、
「環境に適応し、形状を変化している」とも言えます。
このような
「認知機能」と「環境に対応する能力」は、
【環境の変化を感じ取り変化する】という
「進化の最も初期段階の反応」と
近しいのではないでしょうか?
ーーー
さらに蔓を観察していると、
絡む対象を認知して絡み
しっかり安定するまで巻くと、
満足して成長を止めているのか
ある一定回数巻くと、
成長を止めていることに気付きます。
つまり
「自ら成長を留める機能」
もあると思われます?
先端にある成長点が
環境に即して活発に変化を行い、
ある時点でその変化が止まる。
それは、進化の頃合いを判断し、
(進化を)進めたり、留めたりする
また、蔓は絡んでその成長を留めても、
蔓自体はそこに存在しています。
そして根と繋がったまま
循環の一部であり続けるように、
経絡も身体と共に存在し続け、
尚且つ、経絡は体の一部として滋養し続けている…
このようなイメージのように、
(または「根」のようなイメージかもしれません)
経絡とは
・進化の為に
・その方向性を決定付ける用途として
・尚且つ、生命を維持する要として存在し続けている
として存在しているのではないでしょうか?
現在ある「経絡」の概念であるエネルギーの運搬は
言ってしまえば、二次的な働きで、
もともとは、進化の方向性を決めることが
経絡が誕生した理由ではないかとイメージしています。
ーーー
ここで、前回のブログ内容の
超高度な器官である
「目の進化」について振り返ってみると↓↓
目の働き
=目の複数の器官や視神経(脳神経)や自律神経などは
腎経・肝経・心経・脾経や肺経など
「複数の経絡」がその働きを担っています。
環境の変化に対して、
(蔓の様な形をした)経絡が
(環境の変化を)認知。
↓↓
そこで進化を促すシステムが、経絡の先端で発動される。
↓↓
複数の(蔓様の)エネルギーセンサーが
先端部分(原基部分)で【同時】に、
しかも目という【1つの目的】に対して、
別々の器官や神経の工事をするように発動する。
結果、目のような高度な進化を
50万年くらいの短期間で行うことが出来た。
ということは考えられないでしょうか…
※故、今西錦司師氏が著書などでお伝えしているように、
進化は偶然の突然変異と自然淘汰だけで起きているのではない
ということを支持・前提にしています。
以下、wikipediaから抜粋↓↓
今西 錦司(いまにし きんじ)は、日本の生態学者、文化人類学者、登山家。京都大学名誉教授、岐阜大学名誉教授。日本の霊長類研究の創始者として知られる。
突然変異は種社会の中で通常以上に高頻度に起きることが必要であり、またその変異は速やかに種社会に広がること、変異はランダムではなく発生の制約上方向性をもち、どちらかというと前適応的におきた変異に対して生物が主体的に振舞うので適応的に見えるというのが『主体性の進化論』における今西進化論である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E8%A5%BF%E9%8C%A6%E5%8F%B8
この様な荒唐無稽なイメージを
持つに至ったきっかけは、
ある一つの臨床がきっかけでした。
それは骨肉腫により左肩から下を切断された
患者さんを治療させて頂いた時のことでした…
次回に続く…
我が家のにゃんこ ムーさん↑↑
おねだり時などに、ムームーと鳴く(;’∀’)
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いつも有難うございます。
患者さんに集中したいので
施術中は電話を取らない事にしております。
最近、携帯電話からの営業の電話が多く
折り返しの電話が営業に繋がってしまう事が多い為
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自己紹介↓
深山陽(みやま よう)
【好きなもの】
・家族との時間 ・ニャンコ ・生きもの
【贅沢な時間】
・妻と太陽の下で読書 ・家族みんなで映画を見る
・出張先での露天風呂(サウナもあれば尚)
・海や鳥が飛ぶ姿は何時間でも見ていられる
【好きな漫画】
・バカボンド
【好きなドラマ】
・ブラックジャックによろしく ・ミステリーという勿れ
【好きな映画】
・インターステラー ・ビューティフルマインド ・湯が沸くほど熱い愛 ・クラウドアトラス
【好きな画家】
・熊谷守一
【尊敬する人】
・妻 ・関澤英高 ・鈴木大拙
【好きな人】
・家族 ・甲本ヒロト ・真島 昌利 ・三木茂夫 ・河合隼夫 ・養老孟子
【鍼灸マッサージ師の良いところ】
・喜んで頂けて生活が出来ること ・人を介して自然と一体感を感じれること ・生涯探求出来ること
【座右の銘】
・我以外皆師 ・細部に神は宿る
【目標】
・患者さんがこれまでの人生を肯定出来るような治療がしたい
・自分の得た知識や技術を誰にでも使えるよう形にして還元したい
【若い鍼灸師さんへ】
・代田文誌先生が残された「鍼灸真髄」で鍼灸の楽しさを、「長野潔先生の著書」で取穴の妙を、「弓と禅」で技と在り方を教えてもらいました。それ以外は患者さんと森羅万象が師。専門書に囚われず、情緒を育て、人以外のものに質問をし、一つの臨床から一つ、自分が何を学んだのかを振り返ってみて下さい。
【一言】
・反省ばかりの前半でした。家族を中心に、全てを糧に仁、無分別智へと近づきたいです。