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ことり

【転生しても鍼灸師になりたい理由】~教科書に載っていない身体の話~

ブログ

教科書に載っていない身体の話

~生まれ変わっても鍼灸師になりたい理由~

 

 

仕事柄、僕は色々な職業の方々にお会いし、

その仕事の魅力ややりがい、

はたまたご苦労などをお伺いします。

 

つい先日も

白バイ・覆面パトカー・機動隊などでご活躍された

元警察官の方のお話を拝聴したのですが、

とっても興味深く、目に鱗溢れるお話でした(/ω\)

 

 

 

 

当然ですが、

どのお仕事もそれぞれ魅力はあるし、大変なことがある。

僕はたまたま鍼灸師という仕事に巡り合いましたが、

この仕事も本当に興味が尽きない仕事で、

『生まれ変わっても鍼灸師になりたい』と思っています。

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鍼灸師の魅力は

 

・患者さんとゆっくり、1対1で向き合えること

・身体を通してその人の生きてきた物語を感じれること

・常に自問自答・考え続けられること

・笑顔を頂けて、おまけに生活が出来ること(*´ω`)

 

 

など沢山ありますが、その1つには

【身体の不思議・面白さを感じる】ことが出来る。

ということがあります。

 

 

 

ということで今回は、1つの症例を通して

普段から鍼灸師が感じている

「身体の不思議と魅力」をご紹介したいと思います。

 

 


 

 

その患者さんは

※脊椎管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)という症状で、

数年来、長い距離を歩くことが出来ない状態でした。

 

 

※背骨の一部が狭くなり、中の脊髄が圧迫され

腰の痛みや脚のしびれなどが現れる症状です。

歩くと痛みやしびれが現れ、

少し背中を曲げて休むとそれら症状が回復し、

また歩き始めると痛みだす。

という病態です。

 

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お身体を診させて頂くと、

背骨の一部がボコッとせり上がっているので、

その周囲を触れて一時的に圧迫(筋緊張)をなくすと

腰・足の張りや動きが改善します。

 

 

「この緊張は何処からきているのだろう?」と、

緊張の始まりを追いかけていくと、

それは鎖骨の上、喉の周辺から起きている様子でした。

 

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喉周りを拝見すると

数年前に行われた「手術の痕」がありました。

※手術の内容は割愛します。

 

 

手術の痕を触れてよいか許可を頂き、

手術の傷跡をグーッと押しながら

脊椎間狭窄症の原因となっている

背骨のせり上がっている部分を触れると

ふーっと緊張が緩みます。

 

 

 

 

「この古傷が原因かな」と

※【傷跡の癒着治療】を行うと

腰の緊張がかなり緩んだので、

古傷の治療をして一回目の治療は終了しました

 

腰が数年ぶりに軽くなり、後日

『歩いても立ち止まって休むほどの痛みがなくなった』とのことでした。

 

 

※古傷の癒着は筋膜や経絡の働きを阻害し

身体に様々な影響を与える場合があります。

 

 


 

 

二回目の治療も「免疫・傷跡治療」を続け、

脊椎間狭窄症の症状はさらに改善していかれたのですが、

まだ腰に重みが残っていました。

 

 

三回目の治療の際、

「仙骨・尾骨まわり」に緊張があることに気付きました。

この周辺に緊張がある時は、

「痔静脈」という直腸付近の血液の流れが悪いことが多く、

痔になりやすい方が多いので

『過去に痔を経験したことはありますか?』とお伺いしたところ

 

 

『20年以上前、直腸の一部に膿が溜まり手術で取り除いたことがある』

ということを教えて頂きました。

 

 


 

 

東洋医学では、肺と大腸は密接な関係があるとされ、

肺を患うと大腸にも症状が現れたり、

大腸の状態が悪くなると、肺の症状が現れたり、

 

また、肺経という経絡(=気の流れ)の中に

大腸を治療するツボがあったり、

大腸経の経絡の中に

肺の治療をするツボがあったりします。

 

 

 

 

今回の脊椎間狭窄症の原因となっている

鎖骨の上の喉周りは、

肺経という肺に関する領域だったので、

 

時系列からみても、

もしかして大腸(直腸)が原因で、

喉周り(肺の領域)に症状が現れ、

手術をされる事になったのではないか?

 

 

 

それならば、[直腸を完全に治さない限り、

また肺の領域に何か問題が起こる可能性があるかも…]

と思い、

 

腕にある肺の経絡の「孔最」(こうさい)という

痔(直腸)に良く効くツボをグーッと押してみました。

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孔最のツボは実際は

上記イラストよりも手の平側に取ると効果的です。

また改めて使い方をご紹介したいと思います。

 

 


 

 

ツボを押すと

先程まであった「仙骨・尾骨周辺」の緊張が緩むと同時に

腰の重み・ダルさの症状が消失し、

楽になったと喜んで頂けました。

 

 

 

今回の主訴である脊椎間狭窄症の経緯は

 

①直腸(痔静脈)に問題があり手術をしたが、

その後も数十年間ずっと直腸周辺がうっ滞・うっ血していた↓↓

 

 

②暫くの期間を経て、直腸の状態が肺の浸食し、

喉周りの手術を行うことになった↓↓

 

 

③喉周りの手術の癒着が

脊椎間狭窄症を引き起こした。

     + 

痔静脈のうっ血が、それを後押ししている

 

 

 

と考えられました。

(あくまで個人的な推測です。)

直腸のうっ滞・うっ血を取り除き、

生活の改善を行うことは

今後の身体の不調・再発を防ぐ

「未病治」になると考えられます。

 

※病気になる前に治すという東洋医学の考え方

 

 


 

 

教科書を見ても、

遠く離れた傷が様々な症状を引き出すとも、

直腸の問題が肺に影響を与えるとも書いていません。

 

でも人の身体の実際は、

この様に身体全体が影響し合い

目に見えない形で支え合い、

また、症状や病気を起こすという事が日常茶飯事あります。

 

 

 

人の身体は微生物時代からの進化の過程を経ているので、

それが身体の不調を改善するヒントになったり、

心の問題が内臓の状態に直結する。

 

みんな教科書に載っていないことばかりで

本当に毎日が発見の連続。

患者さんには教えてもらうことばかりです。

 

 

不謹慎かも知れませんが

「身体」「人間」はきっと永遠に理解する事が出来ない。

故に興味深く面白い。

それを感じさせてくれる鍼灸師という仕事は

とても興味深く面白い仕事だと感じています。

 

 

 

 

これからもそんな患者さんから教わった内容を元に、

出来るだけ簡単に出来るメンテナンスを

お伝えしてまいりたいと思います(*´ω`*)

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