脳(前頭前野)の緊張を改善させる2つのツボ【鬱やパニック障害の処方箋part2】
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脳(前頭前野)の緊張を改善させる2つのツボ
【鬱やパニック障害の処方箋part2】
前回の続きです↓↓
過度のストレスが続くと、脳の前頭前野が疲労し、
徐々に機能低下が起こっていきます。
そんな時は、実際に前頭前野がある外側部分、
おでこの上で、髪の生え際から頭のてっぺんまでが
固くなる反応が現れます(=頭皮が固まり動きにくい状態)
ひどい場合には内側から
パンパンに腫れている様に感じられ、
前頭部を中心とした頭痛などを伴う場合もあります。
この状態は、心理的ストレス以外にも
長時間考え事をしたり、
何かに過集中した時などでも起こります。
特にデスクワークやテレビを見続けるなど、
体をほとんど動かさず、
※目や頭を酷使している状態で起こりやすいです。
※脊椎動物の目は脳から派生している為、
脳は目の影響を受けやすい構造になっています。
ブラック企業に勤め、
1日中労働していると
「辞めよう」という思考さえ働かなくなり、
自殺を選んでしまうケースがありますが、
それも、ストレス+目や頭を酷使し過ぎることで、
前頭前野の抑制機能がストップしてしまった状態です。
(イジメなども同じです)
【脳・前頭前野の緊張を取るメンテナンス】
前頭前野、脳の緊張を取る為には、
脳と同時に腸の緊張をとることが最も効果的です。
これまでの腸活講座でもお伝えしたように↓↓
脳と腸はかなりの時間差を経て生まれた
兄弟姉妹のような関係で、
一方が疲労すると、一方も疲労し、
一方が回復すると、一方も回復する相関関係があります。
(最近ではセロトニンとストレスなどを例に挙げ、
腸脳関係と呼ばれています)
さらに、緊張・ストレスは
「脳より先に腸が感じています」
脳が生まれる何億年も前から腸は存在し、
単体で快や不快を感じ、
それに適応した進化を遂げてきました↓↓
何故、腸のツボは様々な症状に効くのだろう?【健康と幸せの達人になる腸活講座Vol2】
臨床をしていても
ストレスが強く、脳が緊張している方で、
腸が緊張していない方はいません。
例えばパニック症状群の方はガスが溜まりやすく
いつもお腹が張っていたり、
潰瘍性大腸炎の方は、過度なストレスや
トラウマを感じている方がほとんどです。
そして頭部のみを緩めて脳の緊張を取るより、
腸の緊張から解く方が、
より効果的・効率的に脳の緊張がとれます。
ですので前頭前野の緊張を解いたり、
鬱やパニック障害の治療をする際は、
必ず最初に「腸」
次に「脳」の緊張を解いていきます。
脳(前頭前野)の緊張をとるメンテナンス
①【頭部のチェック】
まず最初に、
おでこの上、髪の生え際から
手の平1つ分くらいまで上の部分の
頭の固さをチェックして下さい。
頭部はすぐに頭蓋骨があり、
固さが分かりにくいので、
最初に頭皮を指で動かし、
さらに手の平で頭の深部を動かして
スライドしやすいか、しにくいかを目安にして下さい。
②【腹部のチェック】
次に腸の緊張をみます。
おへその指2.3本分斜め下の部分を
ゆっくりと圧をかえて押していき、
痛い感じや不快な感じ、
押した時にシコリがあるかないかをチェックして下さい。
ここに痛みやシコリがある場合は、
「小腸の緊張」が多くみられます。
大腸の緊張は、大腸がある部分の上を
同じ様に押していくと、
固い・不快・痛い感じがあります。
ここの反応は
糞便の塊がある場合でも現れますが、
どちらにしても
大腸の働きを促すことがおすすめです。
③【耳の内側を刺激】
頭と腸のチェックをしたら、
腸と脳(前頭前野)の緊張をとっていきます。
「小腸の緊張」は、下の写真の
赤丸の耳の内側の部分を刺激すると緩和します。
「大腸の緊張」は赤丸の外側部分を刺激すると緩和します↓↓
この部分を「ローラー鍼」で刺激して下さい。
ローラー鍼がない時は、
中指と親指で赤丸部分の内側を強めにつまみ、
中指を(耳をはさんだまま)内側から外側に向かって
ゆっくりスライドさせていきます。
これを何度か繰り返します。
目安は、チェック時のお腹の緊張・
頭部の緊張がとれるまでです。
耳の刺激だけではとれない場合は、
④の肩ぐう(けんぐう)のツボを用いて下さい。
④【肩ぐうのツボ】
腕を水平に上げてツボの位置が確認できたら、
押すときは腕を下げて、反対側の指、
もしくはローラー鍼や点圧出来るもので、
奥の方へ向かって刺激します。
これも「お腹・頭部の張り」がとれることが目安です。
ここでさらに効果的なのは、
先程刺激した耳の真裏部分。
ツボでいうと瘈脈(けいみゃく)という
上下から耳を押さえて重ね、折り目の頂点を後方に倒して
頭に触れる、少し凹んでいる所を刺激します。
刺激方法は肩ぐうと同じように、
ローラー鍼や点圧出来るもので刺激します。
但し、余りにも長期間にわたる
緊張、ストレスがある場合は
お腹・頭の緊張もとれにくい場合があるので、
継続して刺激してあげて下さい!
前回もお伝えした様に、
脳(前頭前野)が過度に緊張し過ぎると、
普段なら絶対選ばない選択をしてしまいます。
これは決して他人事ではありません。
早めの処置・メンテナンスは勿論ですが、
兎に角、過度なストレスに正面から向き合わない。
周りの方に相談する。相談する方がいなければ、
「逃げる」ことを選んで下さい。
生きてさえいれば、人は幸せを感じることが出来ます。
幸せの価値観をゆっくり変えれば良いです。
疲れると出る左首筋の痛み、
夕方になると出る背中のダルさ、痛み
慢性の咳が治った。膝の痛みが改善した。
消化吸収がら楽になったetc…
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